カ-ッと怒ると、10秒もしないうちに、全身の筋肉から肝臓に毒素が集まります。これを肝臓は重荷を負いながら、苦労して徐々に解毒します。
このような生理の仕組みから、怒りやすい人ほど肝臓を傷めているわけです。だから食べ物だけでなく、心の置きどころも大切だということです。
お酒を飲みながら、どなり散らし、愚痴をこぼし怒っている人は、肝臓病まっしぐらです。女性でもヒステリーを起こし、いつもぷんぷん怒っている人や、
不平不満の多い人は肝臓病に要注意です。その上、食品添加物入りの加工食品がどんどん入り込んだら肝臓は解毒処理に追われて休む間がないので、
疲れてダウンしてしまうのです。全身の筋肉から有害物質を集めて肝臓で処理するが、その運搬者は血液です。肝臓が弱れば、この血液も共に汚れます。
血液が汚れると全身が不健康へと突進してしまうのです。肝臓の働きが十分できなくなると、汚れが残って澱よどんできます。それが溜まったのが病気です。
それぞれの弱い所にしこりが残り、病気となって現れてくるのです。肝臓が丈夫だと、“肝が座わる”といってドシッとしてきます。これは全身の浄化にも
つながるので、全身が明るくなります。何度も言うように、体は小宇宙ですから、ラクに宇宙のエネルギーとつながって、見えない生命力が入るのです。
肝臓を丈夫にすることこそが、1番早い健康法です。疲れたら、肝臓を茹でコンニャクで湿布します。これはコンニャクを十分茹でて、熱いところをタオル2枚
くらいに包んで20~30分温めるだけですが、これだけで肝臓の疲れが取れ、浄化を助けてくれます。弱ったり疲れた時は、まず肝臓の手当て。
怒りたくなっても肝臓をコンニャクで温めると、中から安らぎが生まれ、健康になっていきます。病人は特にこの手当が大切です。怒るにも、食べるにも肝臓を
忘れることなく、慈いつくしんで仲良くしていきましょう。

